Zコート

Zコートとは、亜鉛合金から成るブラスト材(Zアイアン)を、専用の表面処理装置(Zコーター)を用いて投射することにより、処理物表面に亜鉛合金被膜を形成させる乾式亜鉛合金めっき処理です。

  • Zコート処理イメージ Zアイアンを機械的に処理物表面に打ち付けて皮膜を形成します。                     
  • Point.1 密着力が高い 機械的に素材に亜鉛合金を撃ちつけるため素材への密着性、皮膜の追随性が良好でかしめや曲げなどの後工程にも強いという特徴があります。
  • Point.2 水素脆性、熱による応力低下がない 湿式めっきと異なり酸洗い工程や焼き付け工程がないため水素脆性や、熱による素材の応力低下の心配がありません。
  • Point.3 非鉄にも処理可能 ステンレス、アルミ、チタン、銅など鉄以外にも処理が可能です。
  • Point.4 封孔処理が必要ない 焼結部品などの多孔質体にZコートをすることで封孔効果が得られます。
  • Point.5 潤滑剤の性能up 塑性加工の潤滑剤の下地にZコートをすることで潤滑性が向上します。
  • Point.6 排水がない 排水処理が必要ないクリーンな処理です。